2025/02/26
TNRM 2月の地域猫活動
リターンして三日目の夜、茶トラの男の子が車に轢かれたと連絡が入り、現場に駆けつけました。
息を引き取ったばかりのまだ暖かい茶トラくんを目の当たりにして涙が止まりませんでした。
地域の優しい方々のご理解とご協力で、ずっと飢えの心配なく過ごせる環境が整い、茶トラくんもさくら猫になって戻ってきて元気にご飯を食べていたのに…。悲しく悔しくやるせない気持ちになりました。
ただ救いは、事故に気づいて駆けつけた方の腕の中で看取られ、ひとりぼっちの最期ではなかったこと。。
おうち猫と違い、お外暮らしのさくら猫の寿命は短いですが、茶トラくんはあまりにも酷でした。
当会で引き取り、翌日、市の斎場で火葬してもらいました。
先日は怪我を治療をしてからリターンした子もいて、地域を見回ると有刺鉄線や猫避けの棘が塀に張り巡らされている家もあり、掛け合いましたが撤去してはもらえませんでした。
地域猫活動を説明したチラシを回覧板で回していただきましたが読んでくださっていないご家庭もあるようで、まだまだ地味な活動ですが、人と地域猫とのよりよい共生を目指して、日々努力していくしかないです。
子育ての支援や障害を持った方への福祉の意識が高まってきたように、人と共生する愛護動物を守っていく動物福祉が声高く謳われる社会が必ず来ます。
その日が一日も早く来るように私たちは活動していくことを茶トラくんたちに誓います✨
茶トラくん、どうか安らかに……